サナダ虫ダイエットの特徴と危険性

有名になった日本海裂頭条虫

 

 

藤田先生の著作の中で特に有名になったのが日本海裂頭条虫(擬葉目裂頭条虫科)でしょう。何と自分のお腹の中にこのサナダ虫を飼っているというのですから驚きですが、名前まで付けていて、初代は「サトミちゃん」で、以後「ヒロミちゃん」「キヨミちゃん」「ナオミちゃん」と続き、今は5代目「マサミちゃん」だと、「万病虫くだし」では述べています。

 

サナダ虫の寿命は2~3年ということで、種類によってはあまり悪症状が出ないのだそうです。それではなぜ、わざわざ日本海裂頭条虫をお腹で発生させているのかということですが、藤田先生の持論では、日本人は最近回虫などの寄生虫感染が減少しており、そのために花粉症などが起こっているとなっています。

 

サナダ虫は本来共生すべきものであるということを、身をもって示めすのが最も説得力があるのは確かです。先生の実績の中では、アトピー症の女の子に実際に「日本海裂頭条虫」を飲ませたら症状が改善されたとあります。

 

しかしあまりに特異な方法なので、学長からは「サナダ虫は食品か、薬か」と質問され、どちらでもないとの返答に、「これらの行為は薬事法、食品衛生法違反だ」と言われたこともあるそうです。この藤田先生がテレビに出始めてからサナダ虫ダイエットも、広がっているように感じているのは、間違いではないと思います。